2019-05-04から1日間の記事一覧

2018年7月〜12月に読んだ本

7月 18053 カステラ(パク・ミンギュ/クレイン) ★★18054 社会的孤立問題への挑戦 (河合克義/法律文化社)18055 哲学としての医学概論 (杉岡良彦/春秋社) ★★18056 拳闘士の休息(トム・ジョーンズ/新潮文庫)18057 患者は誰でも物語る (リサ・サンダース/ゆみる出…

2018年1月〜6月に読んだ本

1月 18001 文藝芸人(文藝春秋)18002 嫌われる勇気18003 さらば、資本主義18004 ねじ子とパン太郎のモニター心電図18005 中動態の世界 ★★18006 医学思想史18007 イワン・イリッチの死18008 医療人類学のレッスン ★ 2月 18009 君たちはどう生きるか18010 西田…

若林正恭『ナナメの夕暮れ』(文藝春秋、2018)

ロフトのバレンタインの広告が炎上しています。 www.huffingtonpost.jp この件に対して「時代遅れの、サブカル系「斜め見」カルチャーを未だにやり続けているのかもしれない」というTwitterのコメントを見て、的を射た意見だと思うと同時に、この本を思い出…

姫野桂『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書、2018)

www.amazon.co.jp 「発達障害は大きく3つに分類されている。独特なルールがあったりコミュニケーションに問題が生じることが多いASD(自閉症スペクトラム症)、衝動的な言動や不注意などが目立つADHD(注意欠陥・多王政障害)、知的な問題はないのに簡単な…

グレゴワール・シャマユー『人体実験の哲学――「卑しい体」がつくる医学、技術、権力の歴史』(明石書店、2018)

www.amazon.co.jp 人体実験に供与されてきたのはどのような人々だったのか、また彼らはどのような理屈をもってその時代に「卑しい体」とされたのか。政治思想史、医学史の両分野から読み解く良書。かなり分厚いですが文章自体は読みやすくサクッと読めます。…

佐藤純一 編『文化現象としての癒し : 民間医療の現在』(メディカ出版、2000)

www.amazon.co.jp 「これって、すごい効くらしいなあ」 そう言って母が見せてきたのは、新聞の広告。黒地に白抜きでデカデカと「塗るだけで絶対に治る! ×××」と書かれている。僕はすぐさま「そんなんインチキに決まってるやん」と言いかけるが、逡巡する。…