備忘録

頭虫は汚いし目も当てられない

休日、一日中本を読んでいたら我慢できなくなって、銀杏BOYZを聴きながらチャリで走り出した。24歳の夏である。23歳から1つ歳をとって、もう夏休みは来ない。 もともと、川というものが好きだ。だから近くの川まで走った。夕暮れに景色がよく映えていた。私…

自炊でつくったご飯をただ載せるブログ (2)

30枚溜まったので第2弾。第1弾はこちら↓ satzdachs.hatenablog.com 21/05/13 ミートスパゲッティ ソースのとろみ出すのに苦労した。 21/05/14 ツナコーン炒飯 疲れていてもさっとつくれるのでよい。 21/05/15 十勝和牛のステーキ 働いて、お金を稼ぐというの…

ハンバーグと剰余

今日は丸一日休みだったので、ハンバーグをこねて焼いていた。 まずはみじん切りした玉ねぎ1/4個をバターで炒め、小麦粉を混ぜてから冷ましておく。合い挽き肉180gに塩胡椒をふってから2分ほどよく練り、それに生卵1/2個、パン粉10g、そして先ほどの玉ねぎを…

自炊でつくったご飯をただ載せるブログ (1)

独り暮らしを始めて1ヶ月半ほどが経ち、なるべく毎日料理をつくるようにしている。料理をできるようになりたいという気持ちから頑張っているが、同時に料理をとても楽しいと思う気持ちが生まれていることも確かである。「こういう味のものをつくりたい」と考…

国試にインストールされた思考

*2021年3月15日、大幅に改稿しましたが、いまだ編集途中です。随時、加筆・修正されていく予定です。*2021年3月20日、第3稿へと更新しました。 0. はじめに 国試の問題というのは、基本的には5択である。すなわち国試勉強とは、5つある選択肢の中から1つ正…

3月までの話と、4月からの話

友達のNとMに声をかけ、TNM勉強会なる会を始めたのが2020年1月。まずは、お互いに疑問に思ったことを調べスライドを作ってくる、という方式でスタートした。ちなみにだが、これでは発表者にそれなりに負担がかかるため、夏に差し掛かる頃には型式の変更を余…

国試受かりました

イェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!ヤッタァァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!ウレシィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!ヨカッタァァァァァァーーーーーーーー!!!…

日々の話(2020年3月1日)

昨日は某携帯ショップに行っていた。実はそれが今月3回目で、前の2回は契約の名義を変更するのに必要な書類等にいずれも不備があったために、再々度出直しとなっているのだった。担当は3回連続で同じFさんだった。ここまで来たら流石に顔と名前を覚えていた…

良い一年でした

簡単にですが、今年一年の総括を書いておこうと思いました。それはタイトルの一言に尽きます。周知の通り、2020年は新型コロナウイルスの流行により様々な理由でたくさんの人が苦しい思いをし、決して日本全体が明るい一年ではありませんでした。なので、あ…

1/3も伝わらない

人と話すときに、うまく言葉が出てこないと思うことが増えた。相手の立場、考え、感情を理解することが難しいから、というのも理由として確かにある。ずっと思ってきたことだし、今なお誰かを「わかる」ことの暴力性に怯えている。 しかしそれより、自分の頭…

今の俺を見てくれ

大学生になった頃の私は、LINEでスタンプを使う男が嫌いだった。特にかわいいスタンプを使っている奴に対しては、「自分の顔見て出直して来いよ」と思っていた。我ながらほんとうに酷い話だ。 そういう考えの根源にあったのは、男子校6年間の生活で鍛え上げ…

NBA

何となく、文章を書いていないと落ち着かないので、不定期にnoteは更新しようと思う。特に誰かに向けてではなく、自分のために書くつもりだ。 この頃はずっと勉強をしている。一応受験生なので仕方がない。なんだかんだこの数ヶ月がいちばん医学生らしいこと…

最近は全然コロナについて考えていない。

3日前、ふと思った。最近、コロナについて全然考えていないなと。 *** LINEを検索してみると、私が初めて「コロナ」という文字列を打ち込んだのは2/27(木)のことである。それはちょうど、COVID-19の影響を受けて大規模イベント等が次々と中止・延期になっ…

「他者」についての覚え書き

satzdachs.hatenablog.com この記事を書いてからもずっと、レヴィナスのことが気になっている。その理由の一つは、彼が「他者」について語った哲学者であったということだと思う。他者をどう捉えるかというのは私にとってずっと切実な主題であり続けている。…

わが街を歩く

家からほとんど出ない生活が始まってから、一ヶ月以上が経とうとしている。ストレスの溜まっている友人たちも多いように見受けられるが、私は根っからの引きこもり体質であるから、実を言うとそこまで苦ではない。むしろ、家にこもることが積極的に推奨され…

コロナ禍の卒前医学教育を、学生と教員で考える——今こそ「そもそも論」を

私は、医学部医学科6年の学生です。このような状況下で、今後の実習がどうなるか、あるいはマッチングや国試も通常通り行われるのか、同級生たちのなかで日々不安が高まっているのを感じます。 1. 「学生の教育参画」とは 2. 今必要なのは「そもそも論」であ…

人と出会うこと、そしてつながること

本稿では、人と人のつながり、あるいは出会いにおいて、新型コロナウイルスの影響によってどのような変化が起こっているのか、思考の流れるままに追っていく。 * * * 「オンライン飲み会」なるものが流行っている。zoomを始めとするビデオ会議システムを…

私たちは忘れっぽい——だから記録する

少し前、Facebookを眺めているときに、ふと昔の飲み会の写真を見つけた。それは明らかに2年以上前のものだったが、私は反射的に「うわ、これだけ大人数でしかも密集して飲み食いしてる、大丈夫なんかこれ」と考えてしまった。そのときは、「三密」なんて考え…

桜が好きだ

緊急事態宣言が出る前の日、私は木屋町通を歩いていた。当分は大阪の家からほとんど出ないことを見越して、大学の研究室から必要なものを引きあげる予定だった。 阪急河原町駅から大学まで歩こうと思うとそれなりの距離がある。普段は京阪祇園四条駅で乗り換…

中動態とは何か

本稿に書かれてあるのは、基本的に國分功一朗『中動態の世界―意志と責任の考古学』(2017年、医学書院)に全面的に依拠した私的メモであり、特に何ら新しいことが書いているわけではありません。 1. 中動態とは何か 「中動態は能動態と受動態の中間」ではな…

突出して具体的で断片的なディテール――「100日後に死ぬワニ」的なもの

何度か言及してきたように、私はここ一年くらいずっと、医学生としての経験をフィールドノートに書いている。記述を始めるにあたって指導教員に言われたことはほとんどなかったが、「それを読んだ人が、自分の見た光景と同じものを浮かべられるように書く」…

医者になりたい

令和2年2月20日の夜、私は、宿舎のベッドの上でプレゼンのスライドを作っていた。浅井東診療所での3週間の実習を終え、次の日の昼にまとめの発表をしなければならなかったからだ。午後の早い時間に準備を始めたのだが、すっかり外は真っ暗になっていた。3日…

オートエスノグラフィーとは何か

「エスノグラフィーとは何か」について知りたい方は、以下の記事をどうぞ。 satzdachs.hatenablog.com satzdachs.hatenablog.com 1. オートエスノグラフィー、その奇妙さ 2. オートエスノグラフィーの定義 3. Auto-ethno-graphyを3つの要素から考える ① 方法…

エスノグラフィーの歴史

エスノグラフィーのごく基本的なことだけを知りたい方はこちらをどうぞ。 satzdachs.hatenablog.com 1. 「異文化記述」の歴史 18世紀以前:人は、異文化を記述してきた。 19世紀① ベランダの人類学者veranda anthropologists 19世紀② 安楽椅子の人類学者 arm…

エスノグラフィーとは何か

本稿の目的は、エスノグラフィーという概念について(正確さはいったん置いておいて)ザクッとしたイメージをまず掴んでみることです。 1. 総論 2. 調査方法論としてのエスノグラフィーの基本:参与観察 3. フィールドはどこにあるのか 4. 補足:エスノグラ…

もうすぐ僕は学生ではなくなるし、青春は終わるし、いつか死ぬ。

ああ なんとなく僕たちは大人になるんだああ やだな やだななんとなく いやな感じだ―銀杏BOYZ “なんとなく僕たちは大人になるんだ” これから僕が書くのは、ほんとうに当たり前の話ばかりですが、ここ最近で現実の手触りが大きく変わったことで、その感触をど…

受験戦争と新自由主義

本稿では、いわゆる受験戦争を勝ち抜いてきた高学歴の学生と新自由主義の相性がなぜ良いのかをまず論じ、医学部においてそれがどのように表出しているのかに目を向けたあと、教育において何をすべきかについて考えてみたいと思います。 1. 上野千鶴子の東大…

嫉妬の理由

私は今、嫉妬している。それも、一度も会ったことすらない人に。 *** その感情は、まず苛立ちとして現れた。Twitterでたまたまその人のアカウントを見つけ、フォローをして少し経ったときのこと。その人がnoteに書いた文章と、それを称賛するツイートがRT…

『出来損ないの小説家』書評

久しぶりに短編小説『出来損ないの小説家』を読み直し、書評を書こうと思い立ち筆をとった。ネタバレ有りですのでまだ読んでいない方はご注意を。 荒井という男は、自分を見る冷ややかな目線を携えている一方で、「世界を変えたいから小説を書くんだ」と(本…

断片たち ー怒りについて

ひとりで飲むときはいつも同じバーに行く。この前は近くの小料理屋の料理人と隣り合わせになった。「昔ペーペーやった頃、先輩がお客さんに『捌くの上手いですね』って言われたときに『こんなん誰でもできますから』って答えてるの見て、それはちゃうやろっ…