雑記

・私と池尻達紀さんらで書いた論文を、奈良県立医大の地域医療講座の准教授の先生のブログで紹介してもらっているのを見つけました。この感じだと、奈良医で実際に行われている授業の一資料として使われている……? 論文としてこの世に出した意味を感じます。嬉しいです。

www.medbb.net

・まだうまく言語化できていないのですが、気胸で入院という経験をして以降、患者さんの苦しみの理解の仕方がちょっとだけ変わったような気がします。全てを共感できるなんて大それたことは言えませんが、なんというか、膜が一枚剥がれて少しリアリティに近づいたような感覚です。

・「ごっこ遊び」と「間主観性」って考えとして似てるよなあ、と思ったらやっぱりありましたね。まだきちんと読めてないですけど。

https://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/pdf/hs36-099.pdf

・周りが病院見学や医学の勉強をしている横で、文化人類学の本を読んでブラジルの格差社会に想いを馳せたり、分析美学の論文をイチから一生懸命読んだりしていると、ふと、俺こんなんしててええんかな、という気持ちになります。まあ別にやめないですけど。

・「医学生として」という接頭辞をつけることに抵抗感を抱き続けてきた私ですが、最近それがなくなってきている自分に気がつきました。ポリクリの影響は大きい。

・今読んでる本でFoucaultはoblique(= not expressed in a direct way)なlanguageで語るんだよみたいなことが書かれていて、このobliqueって単語どこかで見たことあるなと思ったら、外腹斜筋(obliquus externus abdominis muscle)でした。

・最近知ったユクスキュルの「環世界umwelt」という概念が、私が小さい頃からずっと考えてたこととぴったりと一致していて、ささやかな悦びを感じました。やっぱり大抵のことはすでに誰かが考えているなあと思います。

・備忘録、毎回すげーめんどくせーってなりながら書きますが、文章が完成してしまった後の達成感にやみつきになりそうです。生きる意味とかずっとよく分からなかったのですが、これが生き甲斐なのかなと最近思い始めました。自分に自信のあるところなんてほとんどないですが、自分の書いた文章(ただし創作は除く)だけは明確に好きだと言えるので、そこはちゃんと愛してあげたいです。